真夏の湾奥デイアジング 考察

2022年7月30日
昨年から調査をはじめた夏のウェーディングアジングですが…
今年から作戦(リグ)を変えたことで安定した良果を獲られるようになってきた
誰かの参考になればと思い、ここでその釣り(リグ)を公開しておきます

ちなみに昨年は…
手始めに
冬季(ナイト)のリグをそのまま導入してやってみた

1.5~3gほどのジグ単
シャローフリークプチでのフロートリグ
3~7gのメタルジグなど
結果として、ソゲやマゴチ、シマイサキにマダイ、シーバス、チヌなどなど、多彩なゲストは顔をみせるものの、ことアジに関しては、コレらに単発で混じる程度の一過性な釣果が多く、不完全燃焼な結果でした
しかし、気付きとして『ヒラメやマゴチなどを狙うサーフアングラーのルアーにも良くアジが混ざる』という事実
むしろ、ガチアジ狙いの私よりも良く釣れていたことも多々あり…
これは…『単純にサカナのポジションまでリグが到達していないな』と思いつつ夏が終わりました

そこで今年から導入したのが、
写真の仕掛け

いわゆる、ダウンショット(ドロップショット)リグ

オフショアのバチコンアジングで使用する
逆ダン仕掛けFシステムの逆付けで組んだもの

リーダー端糸(20~30cm)に軽量ジグヘッド+ワーム
リーダー本線(80~100cm)にドロップシンカーを結んだ
『Fダン(Fシステムダウンショット)』ってヤツ

 

シンカーのウエイトは14~18g
これを80~100mほど大遠投し、水深15~20mほどある沖のボトムまで沈める

 

強いカレントもあり、放出する糸の量は100~130mにもなるので、最低でも150m巻き以上のラインを巻いておく必要性がある
アプローチ自体は単純明快で、ボトムからの巻き上げ(斜め曳き) or シャクリ上げからのテンションフォール
着底したら、少しティップを戻しテンションを緩め5~10秒ほど放置
軽量ジグ単だけをボトム付近でスローフォール(ドリフト)させる
これで、ほぼアジだけを選別して狩ることができるようになった!!

バイトは繊細
違和感程度にティップがモタれるようなバイトが多いのは、サカナとの距離、ラインの放出量の問題で、ほぼバチコンアジング同様のアタリ
また普通のアジング同様、その日のアジの着き場(溜まりのスポット)をみつける必要性はある
時合に入るとコレで尺前後のアジが一投一匹状態だったんで、まぁ間違いではない釣り方の一つと言えるかな
鋭い引きを堪能しながらも、サメなどに殺られないように一気に50~100mほど引っ張ってこないといけないので、そのファイトは超絶楽しいです
ちなみに…同重量のメタルジグだと…アジも釣れますが、やはり選別は難しかった
ボトムに到達する前に仔サバや小型のアオモノにメタルが引ったくられる
…なんでも釣りたいならメタルもありですけどね~
(ドロップシンカーをメタルジグに変える、地元では人気の通称『欲張リグ』はもっと色々釣れましたwww)
まぁ、地域性もあるとは思いますが…
ボトムレンジにアジが張り付いているシーンなら、ショアからでもダウンショットリグはアリだな

 

イメージとしては、ロックのロングスピン的な釣りですね
細糸×重めのタングステンシンカーで表~中層レンジを一気に通過させることが、アジのみを間引くキモだと思います