随分と更新が滞ってますが…
もはや、書きたい時に書く!!という
ある意味確固たるスタイルで続けていきますねww
さてさて、それでは前回に続き、アジングのこと
今回は、ジグ単(ジグヘッド単体リグ)の釣りにおける
いわゆる【道具立て】について、私なりの見解で紹介していきます。
まずは ロッド
今や市場には選びきれないほどのアジングロッドが並んでいますよね。
ここまで専門ロッドが多様化してしまうと
正直選べない!!というのが本音だと思います。
まぁ、まずはジグ単を使うので、それに特化した専用ロッドをご予算に応じて選んでいただければ良いとも言えます。
好みにもよりますが、ロッドの長さはおおよそ 5ft後半~6ft後半のモノの中から1本選べば大丈夫です。
ただし、ことアジングに関しては『ロッドの性能が直接、釣果にも直結する』とも言えるジャンルの釣りです。
簡単にいうと、使用するジグヘッドの操作感度が大切な釣りでして、それが解るものを選別する必要性があります。
特にジグ単の釣りは、ジグヘッドのウエイトの使い分け基準が0.2g単位と超日本人好みな精密設定なわけで…
まずは、自身の釣りを行うフィールドでベースするジグヘッドのウエイトを決定することをオススメします。
そうですね…私の場合(九州のフィールド)で言えば
フィールドの水深がだいたい8~15mほどの場所が多いので、全国的にはやや重めな1.5gをベースウエイトとしています。
まぁ、レンジ探査能力と操作感の総合判断として、おおよそ1.0gか1.5gのどちらかに基準を決めれば良いと思います。
ちなみに、実際フィールドでは、そのベースウエイトから軽い方へ、もしくは、重い方へとウエイトをシフトチェンジしていくわけですが…
だいたい、一つのロッドでこなせるウエイトの範囲ってのがありまして…
おおよそのロッドで、軽い方へ重い方へそれぞれ0.5gほどってのが限界値にあるロッドが多いです。
つまり、ロッドに記載されているウエイトキャパシティーとは別に、コンセプトウエイトと呼ぶ、もっとも扱いやすいウエイトってのがそれぞれのロッドにあります。
問題は、その記載がほぼどのメーカーのロッドにもないんですw
まぁたまに、ロッドの能書きの処に何gほどのウエイトが扱いやすくーなんてことが書いてあるモノも無くはないので、その辺を基準にしていただくか…
何本が同スペック・同価格帯のロッドを振ってみて、全体に張りのあるモデルは記載のウエイトキャパシティー内でも2/3ほどの位置にある重めが扱いやすく
ベリー(ロッドの真ん中あたり)まで全体的にしなやかなロッドなら記載のウエイトキャパシティーの中間あたりが最も扱いやすいロッド
ってな感じで選んでいただければ良いと思います。
ちなみに、0.4~1.0gほどを扱いやすいロッドと、0.8~1.5gほどが扱いやすいロッドは、同じジグ単ロッドでも全く感覚が違います。
これを選び間違うと、あれ?聞いてた評判となんか違う…しっくりこない…なんてことになりますので注意して選びましょうね。
ちなみに…前途した通り、ロッドが行う仕事量が多いジャンルの釣りですので、可能な限り高価格なロッドの方が良いとも言えます。
高いロッドと安いロッドの違いは、まずロッドの弾性が全く違う感じでして、全ての感度が違うと感じます。
バイトやボトムタッチなどの反響感度はもちろん、軽いウエイトでも動かしてる感が鮮明になるし、潮の強弱すらわかるようになります。
なので、ご予算の許す限り、初めからそこそこのロッドを購入した方が、釣りを覚えるのも早いです。
あと個人的に…ことジグ単ロッドに関しては、絶対ソリッドティップのモデルを選ぶことをオススメします。
アジングにおけるソリッドティップの役割は、潮流やジグヘッドのウエイトをラインが背負うことで生じる負荷感度を感じることです。
リグ自体が軽量かつキャスト範囲も狭い(放出するラインの量や細号数による粘性抵抗も少ない)釣りがジグ単の釣りなので
チューブラーだとバイトこそ鮮明ですが、リグの操作感で言えば、五里霧中になることもしばしば…。
そういった意味でも、個人的には穂先までパリッとしているロッドより、TOP~第2ガイドくらいまではやや柔らかいかな?というようなロッドの方が
負荷感度は高い印象にあります。
もちろん、ティップからのシグナルを伝達するベリーからバッドの性能も合間ってのことなんで…
そういう意味でも、ある程度値のはる軽量化かつ高弾性なブランクスを全体に搭載している高価格帯のモノが良いかと。
まぁ、人より釣りたければ、ある程度ロッドに頼り慣れるのも良し!!と言えるのが、ライトゲームのロッドかな?と思います。
ハイ。次は リール
ジグ単に関して言えば、各社1000~2000番です。
ロッドと違って明快で良いですねwww
加えて、ライトラインしか使用しないので浅溝モデルの出来るだけ軽いやつ。
なぜなら、合わせるロッドがそもそも100g切るほど軽いので、あまり重いリールだと全体の感度を落としてしまいます。
あと贅沢を言えば、ローギア(PG)モデルで、ローターの剛性が高いヤツ
はい。この2つの条件をつけ加えると、だいたい3万円オーバーになります(爆)
ローギア推しなのは、巻き取るラインの量が少なければ少ないほど、リグの微細なアクションやラインスラックの微調整が行いやすいからで
ローター部の剛性をいうのは、ドラグ設定値におけるスムーズで滑らかな放出を理想とするからです。
まぁ双方ともこれに関しては、拘れば…って感じで、ノーマルギアでも慣れればそれはそれで全く問題ないし、ドラグの滑りは、あらかじめ気持ち低めの設定で設ければ良いだけの話です。
あとは1000番以下のリールを選ぶ人もいますが…
スプール径が小さ過ぎてモノフィララインの巻き癖と放出量が気に入らないので、個人的にはあまりオススメできないかな。と
今や1万円前後のモノでも基本性能は十分なリールが多いので、どうせ予算をさくなら、まずはリールよりロッドというのが私の本音です。
さて、ロッドとリールを選びました!! 次はいよいよラインです。
ラインの第一段階は素材選びですね。 PEライン、フロロカーボンライン、エステルライン…おおよそ、この3択だと思いますが…
個人的にはジグ単用のリール一台に巻くラインなら、エステルライン一強です。
てか、もぅジグ単=エステルライン前提の話が巷に溢れているので、ラインの素材(性能)違うと話が身にならないことがほとんど…www
あとは、ここ数年でかなり扱いやすく強く進化してるラインでもあるので、今やエステルラインをメインに、他素材はそれからの付箋張りかな?という感じで十分だと感じているのが本音です。
号数は、アジのアベレージサイズで私は選びますが…九州のハイシーズンなら25アベの尺混じりって感じなので、だいたい0.3号巻いてます。
アベ22~24ほどなら0.2~0.25号でも良いと思いますし、慣れればもっと細号数でも構いません。
これに、フロロカーボン素材のリーダーを30~60cm程度 キャスト時のたらしの分ほど入れるのが基本です。
リーダーは、エステルライン特有の高ギレ(アワセや急な突っ込みによりドラグの滑りが追い付かずにプチっと切れる)や
擦れギレ(アジの魚体でラインが擦れて切れる)を緩和する役割が大きいので、メインラインより太い2~4lbほどが良いと思います。
ちなみに…リーダーを長くとって風によるリグのレンジ浮きを抑えたりもしますので、リーダー長さはあくまで最低限の基準値です。
あと、エステルラインなどの極細モノフィラメントラインの釣りの場合は、リールのドラグ設定重要です。
やたらうるさくジャージャー出す必要はありませんが…
必ず設定してください。設定しないとパツパツ切れますから。
個人的な感覚で言えば…
フッキング時は、高ギレを抑えつつフックを貫通できるくらい(アワセた際にジッ!!と滑るくらい)。
ファイト時は、24cm以上のサカナが強く引っ張ればジジーッっと出るくらい…かな?
こればかりは、巻いてるライン(メーカーの違い)によっても若干違うので、実際にサカナいっぱい掛けて調整するしかないですね。
はじめは、気持ち弱めな安心設定からはじめ、徐々に自身のタックルにあった限界値を探しだしてくださいませ。
そして…最後がワームとジグヘッド
まぁ、はじめて揃える段階なら…
ワームは、2inch前後のピンテール系ワームか、2~3inchほどのストレート系ワームが無難です。
いきなりいろんなカタチのモノを色違いで買いたくなるかもしれませんが、最初は1~2形状でカラーを揃えた方が後の釣りの組み立てが楽です。
カラーに関しては、クリアーにラメが入ったもの。ピンクやチャート(イエロー)など好みの色付きカラー。あとグロー(夜光)系。
取り敢えず、この3色を揃えておくとカラーローテーション(カラーによるサカナの反応の違い)を覚えやすいかと思います。
まぁ、専門のタックルを一組み揃えて釣りするわけですから、ワームは上記の6パックくらいは買っていても損はないかと。
最後は要のジグヘッド
どこのメーカーのドレが良いなんてものはないですが…
こちらも長く愛用するものとなるので、まずは好みのメーカーでアジング専門の同一品をウエイト別に複数ラインナップしておくほうが良いと思います。
個人的な選別基準は、ウエイト&フックのラインナップが豊富な専用ジグヘッドの中から選ぶこと。
ウエイトは、最低0.6g~1.8gほどまでのウエイトを0.2~0.3g単位で揃えてある品で買い揃えた方が良いです。
フックは、使用するワームやアジのアベレージサイズで選びますが、まぁ真ん中あたりのサイズを買っておけばまずは無難かと思います。
アジングは、レンジの釣り(中層の釣り)ですので、リグの操作感やリグのイメージングがかなり大切です。
ヘッド形状が違うと、同重量であってもアクション時にリグが浮き上がる高さや
もとの深さまでリグが戻るフォールスピード(時間)も変わってしまうので
はじめは、同一品のウエイト別の違いを感覚的に覚え感じた方が、レンジの掌握を行う上でやりやすいかと。
私なら…まずは 1.0g , 1.3g , 1.5g , 1.8g の4ウエイトを同じフックサイズで買います。
地域によっては一つ軽い方へ振って、0.8g , 1.0g , 1.3g , 1.5g の4アイテムかな。
まぁこれも前途した通り、ベースとするウエイトを基準に、その前後のウエイトを揃えておけばまずはOKです。
以上!! これで一通り、釣り場へ持っていくタックルは一式揃いましたね。
では、次回はいよいよ、フィールドでのアジの釣り方(ジグ単によるアプローチ編)について書いてみようと思います。
釣場の選び方などを知りたい方は、予め前記事を読んで予習しておいてくださいませ。